ふるさと納税

 

 ふるさと納税とは一体どんなもの?


 納税ではなく、自治体への寄附金のことです。ふるさと納税をすると、2,000円を超える部分について、一定限度額まで所得税と住民税と合わせて全額が控除されます。生まれ故郷でなくても応援したい自治体どこにでもできますし、使い道が指定できるものもあります。実質的には、住民税をふるさとに納税したのと同じ効果になります。そして、黙ってとられる税金との違いはお礼の品があること。ふるさと納税制度のために、各自治体が知恵を絞って特産品を用意しています。

 


 税金が軽くなるのは本当?


 通常の所得税、住民税を払っていることが前提ですが、ふるさと納税の金額に応じて、その年の所得税の負担と翌年の住民税の負担が軽減されることになります。払った以上に戻ってくることはなくても、結果として過払いの所得税が戻ってきて、これから払う住民税が少なくなるってことです。これはやっぱりうれしいですよね。

 

  今年(H27年)の4/1から変わった点は?

 

 •個人住民税限度額が現行の1割から2割へ

 •ふるさと納税ワンストップ特例制度の創設により寄付先5か所までは確定申告不要

    (寄付先が5か所以上、H27/3/31までの寄附は従来通り確定申告が必要です。)

 

 まとめ

 

 “節税”という表現は微妙でも、実質2,000円の負担でその2、3倍のお米や和牛、果物などの特産品がもらえれば、お得感はいっぱいですよね。税金の納付先や使い道を指定できるふるさと納税制度は画期的といえます。

自治体の加熱する特典合戦に批判的な声も聞かれますが、参加する価値は十分にあるでしょう。寄附をきっかけに知らなかったふるさとをたくさん発見できるかも!税金の使い道について考えるよい機会かもしれませんね。