マイナンバー

マイナンバーとは

 

  マイナンバーをそのまま日本語に訳すと、「私の番号」。

つまり、マイナンバーとは、新たに導入される「番号制度」のことです。


国民一人ひとりに、異なる固有の12桁の番号「個人番号」が割り振られ、

法人にも13桁の「法人番号」が付くことになっています。


「社会保障・税番号制度」ですが、略称として一般的に「マイナンバー」と呼ばれています。

国民総背番号制、共通番号制の言い換えといえますね。


マイナンバーの目的

 

 では、何のために番号を付けるのでしょう。

それは、マイナンバーにより、

「行政の効率化」が進み、

「国民の利便性の向上」が図られ、

「公平・公正な社会の実現」に資するため、

だそうです。


マイナンバーの利用場面は

①社会保障関係の手続き

②税務関係の手続き

③災害対策の3分野です。

年金との連結は、いまのところ見送られています。


 

税務分野への影響

 

 税務の分野では、所得の捕捉が進むと予想されます。

収入は全部税務署にばれる、ということです。


副収入や臨時収入があってもちゃんと申告してこなかった人は心配したほうがよいでしょう。

いずれ預貯金に付番されれば、お金の動きにより言い訳できません。


もちろん、まじめにやってきた人は何の変わりもありません。ご安心を。

よく副業がばれる、といわれますが、これは住民税の仕組みによる部分が大きいです。


 個人もそうですが、法人もいい加減な経理はできなくなります。

マイナンバーが取得できないような人件費、外注費はそれだけであやしい、といわざるを得ません。

また、情報管理がずさんだと、容易に信用問題に発展するでしょう。


 これから制度が浸透すれば、多分野での利用が見込まれます。 

効率化のメリットあり、情報漏えいのデメリットあり。

制度の始まりに立ち会う私たちは、感度高くありたいですね。